奥日光は夏でも涼しい!戦場ヶ原を抜けた先には巨大な湯滝でリフレッシュ(日帰り日光旅行)

奥日光は夏でも涼しい!戦場ヶ原を抜けた先には巨大な湯滝でリフレッシュ(日帰り日光旅行)

久しぶりの夫婦2人旅も中間戦になります。

前半では奥日光の中禅寺湖までやってきてボートハウスの見学と金谷ホテルのライスカレーを食べました。

前半の記事はこちらから。

お腹いっぱいになったことでメインの散策に移動です。

目的地は戦場ヶ原になります。

戦場ヶ原に行ってみた

中禅寺湖を横目に進んで、途中で竜頭の滝のを通り過ぎて奥まで進むと戦場ヶ原に到着ですが注意点があります。

それは戦場ヶ原は広大な土地の名前であるためどっかの滝のように分かりやすい駐車場というものがありません。

そのためカーナビで戦場ヶ原と入力して道なりに進むと道路沿いに「三本松」駐車場が見えてくるため、そこに入ってしまします。

駐車場も広くお土産屋さんもあります。奥には広場もあるのでここを歩いていけばたどり着くのかななんて思ってしまいます。

しかし、それは罠です。

「三本松」駐車場に戦場ヶ原の入り口はありません。あるのは展望台だけです。

では散策コースの入り口はどこにあるのかというと、もっと手前にある「赤沼」駐車場近くになります。

この駐車場は「三本松」駐車場につながる道を途中で曲がらないといけないため知らずに進むと見逃してしまうんです。

しかも駐車場が散策コース入り口から離れているため、さらに分かりにくくなっています。

ということで我が家も見事に彷徨いましてUターンをしたりして無事に「赤沼」駐車場に到着です。

「三本松」駐車場のようなお店は無いですが、広い駐車場で私たちが行った時も6~7台の観光バスが停まっていました。

トイレや案内板もありますので散策するのには十分だと思います。

さて、多分ここが近いのだろうというあやふやな感じで駐車した我々ですが、入口のヒントを探します。

すると提示版にそれっぽい紙が貼られていました。

ちゃんと「戦場ヶ原入り口」って書いてありました。

やっぱりここの駐車場で良かったみたいです。でも、地図が簡略化されすぎてよく分からない。。。

現在地が下側で道路に面しているけど、これは横の道路に面しているのが正しいよね。

真ん中の広い道路がメイン道路ってことかな。

そうなるとこの駐車場に入るために曲がった交差点の反対側に入り口があるってことかな。

と、頭の中でしばらく考えてから向かうことにしました。

そうそう、こんな提示もされていましたよ。

奥日光地域はツキノワグマの生息地みたいです。

そうそう会わないとは思いたいですが、気をつけて行きましょう。

戦場ヶ原を歩いてみた

あの簡単な地図を信じて交差点まで歩くと立て看板がありました。

「戦場ヶ原自然研究路」と書いていますが、多分散策コースに違いありません。

矢印に従ってどんどん進んで行きます。

すると看板と地図がありました。

北が上を向いていないので注意です。

戦場ヶ原を横断するコースは右下への道みたいですね。

この時はどこまで進むのか特に考えていませんでしたが、奥まで1時間くらいかなと思っていました。

それでは散策スタートです!

木々を眺めながら歩き始めると近くに小川があります。

水が透き通って綺麗です。

空気も美味しいなと思っていたのですが、ここで思いがけないアクシデントが。

前から大量の学生が歩いて来るじゃ無いですか。

そういえば、「赤沼」駐車場に大量の観光バスがありました。

往復して戻ってきたのか、反対側から歩いてきたのか分かりませんが、丁度散策を終えようとした時間のようです。

道がそんなに広く無い中で前からどんどんやって来ます。

一つの学校なのか複数あるのかも分かりませんが、途切れなくやって来ます。

これでは自然を見る余裕はありません。

ぶつからない様に気をつけて進みました。

しかし、学校の教育なのか分かりませんが殆どの学生が「こんにちは」と挨拶してくれます。

それならばとこちらも数百人に対して「こんにちは」返しです。

大人ですので向こうが挨拶する前に声を掛けてあげました。

出だしからバタバタしてしまいましたが、珍しい体験ができたと思います。

さて、学生を避けながらも進んでいたわけですが、「戦場ヶ原」にはそこそこ看板があります。

交差点で迷うことがない様にしてくれてありがたいです。

この看板には周辺の情報も書いてあるので助かりますが、本当はこれが各駐車場に欲しかったです。

散策コースに入ってから駐車場の情報を知ってもねえ。。。

と、思いながらどんどん進みます。

散策は右側通行を心がけます。大量の学生を避けたときも右側でした。

しばらく進むと「写真展望台」の看板があります。

さらに「戦場ヶ原」を紹介するパネルもありました。

これは散策コースの中にそれなりの数が設置されており、読むことで戦場ヶ原のことを沢山知ることができます。

また、この日は梅雨明けをしたこともあって天気に恵まれました。

色んな種類の花も咲いており、とても気持ちがいいです。

ここの「写真展望台」は文字通り写真を取るための台があります。

団体写真も撮ることができるので学生達もここで写真を撮ったかもしれないですね。

この展望台周りにはワタスゲという植物が沢山ある様です。

6月には白い綿毛が開いて白い絨毯のようになるとのこと。

今回は見られませんでしたが、季節によって楽しみ方が色々ありそうです。

さらに歩いていくと次の紹介パネルがありました。

「赤い川」の説明です。

確かにここから川が赤くなります。

どうも湿原に含まれていた鉄分が赤褐色の物体になって沈殿したそうです。

「赤沼」という地名もこの色からきているみたいです。面白いですね。

丁度赤くなり始める場所だったので、透明な川と赤い川が合流するところを見ることができました。

赤い川をしばらく眺めながら歩くとピンクの花をよく目にするようになります。

すると紹介パネルにもピンクの花についても書かれていました。

7月中旬から8月中旬頃まで咲くみたいなので、さっき見たのも「シモツケ」の花かもしれないですね。

どんどん歩くと開けた場所に出て休憩用のベンチが置かれていました。

ここで一旦休憩です。

木々に囲まれて木陰を歩くと涼しいですが、こういう日差しが当たる場所は流石に暑いですね。

ここの紹介パネルは戦場ヶ原の名前について書かれています。

栃木県と群馬県が戦った伝説の様です。

赤沼の赤色も戦った血の色と言われると「戦場ヶ原」の名称にふさわしいですね。

ここから鳥の声を聞きながらさらに進むと何個も案内パネルがありました。

まずは花の種類について紹介されています。

6月~7月が多いので今回はあまり見られなかったです。

特にレンゲツツジのピークはとても綺麗みたいですよ。

途中で小さくて紫色の花を見つけました。

次の案内パネルは小さい木について書かれています。

確かに戦場ヶ原を歩いていると背が低い木をよく目にします。

あまり気にしていなかったのですが、70年以上前の木なんですね。

どうやら湿原は木の成長に適していなかった様です。

さらに次は戦場ヶ原の成り立ちを科学的に書いてあります。

神様が戦ったのでは無く、昔にできた湖が泥炭で埋まって現在の湿原ができたみたいです。

今度は谷地坊主という聞きなれない言葉です。

パネルに書かれている様な草が丸く盛り上がっているものをそう呼ぶみたいです。

パネルの写真は丸くて可愛らしいですが、私たちが行ったときは草ぼうぼうで「谷地坊主」ではなく「谷地ふさふさ」と言った方が良いくらいでした。

私たちが歩いている木道についても書かれていました。

湿原はぬかるんでいるため普通は散策する場所でないと思います。

そこに木道を作った人達には本当に感謝しかありません。

この日も老朽化した道を修理するために作業している方がいましたよ。

さらに進むと木道が橋になっていて川を横断しました。

青木橋というみたいですね。

川の水も赤くなくて透明に戻っていました。

橋を渡ると見かける花の種類が変わった気がします。

草花だけでなく鳥の鳴き声も場所によって違うのが面白いです。

ここでは紫色の花や白い花が目立ちます。

すると、案内パネルで花の紹介をしてくれていました。

先ほど見たのは「ノハナショウブ」と「バイケイソウ」みたいですね。

忘れかけていましたが、クマに関する案内パネルもあります。

ツキノワグマの生息地とのことですが、ミズナラ林のドングリがクマの食べ物になっているそうです。

ここまで歩いてついに次の案内が出ました。

戦場ヶ原に入ってから丁度1時間です。

地図を見ると、どうやらここで戦場ヶ原はおしまいのようですね。

特に何があるわけでもないのですが、さてこれからどうしよう。

戻ってもいいけど、同じ道をまた1時間歩くのは疲れそう。

じっと地図を眺めていると奥にある「湯滝入口」にバス停のマークがあるじゃないですか。

それなら距離も短い湯滝に向かって散策を続けて、湯滝を堪能したらバスで戻ることに決定です。

でも、本来の散策路が通行止めなので迂回路を行くのがちょっと不安ですね。

湯滝まで行ってみた

戦場ヶ原を抜けて先に進むとオレンジ色の花がありました。

案内パネルで見た「レンゲツツジ」かな?でも形がちょっと違う気もします。

本来のルートが通行止めのためか新しい看板がありました。

湯滝方面なので左に進みます。

奥に見えるのが本来のルートでしょうか。

向こうの道は歩きやすそうになっていますが、迂回路はむき出しの土ですね。

そしてクマよけの鐘がありました。

戦場ヶ原のような湿原ではないので、一層気を付ける必要があります。

景気よく鐘を鳴らして出発です。(かなり大きな音がするのでビックリしました)

迂回路だけあって道が細くなります。

湿原でも無いので木道もありません。

花も特に無く景色も変わらない中ひたすら歩き続けました。

道自体は普通だったのですが困ったのが土が乾きにくいことです。

梅雨で雨が多かったこともあり、途中でかなりぬかるんでいました。

とても歩ける状態ではなかったため草むらに逃げながら何度も進んだのが一番大変でした。

そして歩くこと20分で分かれ道に到着です。

こちらにも鐘が置いてありましたので、この迂回路が一番危険だったようですね。

今度は妻が鐘を鳴らして次の道を決めます。

湯滝への道は二つあり、どちらでも到着するみたいなのですが、ぬかるんだ道にはこりごりなので木道がある方にしました。

結果的にはこっちを選んで正解でした。

滝が近いのか水の音がよく聞こえます。

足場を気にしなくて良いので足取りも軽やかです。

しばらく進むと下りの階段があり、滝の音がします。

湯滝の音なのかな。

段々と滝が見えてきました。

でも、普通の感じがします。

滝の反対側では釣りをしている人がいました。

滝の近くで何が釣れるんでしょうね。

なんか呆気ないなと思いながらさらに進むと分かれ道です。

あれ、湯滝まで0.4kmって書いてある。

どうもさっきのは違う滝のようでした。

来た道の方にも湯滝まで1.0kmと書かれているのは分かれ道の反対側のルートを表しているのかな。

そして右側の赤沼方面が通行止めになっている道でした。

小さい滝も見られたし、本来のルートにも合流できたのでこちらの道を選んだのは正解でしたね。

あと400mと書かれるとゴールまで後少しって気持ちになれます。

ここからの木道は2つに分かれて進みます。

本来は片側通行だと思いますが、誰もいないので妻と二人で片方ずつ歩きます。

横には川も流れていて滝が近いことを実感しますね。

途中に看板です。

来た方角に小滝と書かれていますので、これがさっきの滝のようです。

そして反対側には駐車場?

さらに進むと奥に何やら人工的な景色が見えます。

もしかして湯滝ってそんなに歩かなくても見られるのかな。

そして建物がはっきり見えたところでゴールのフェンスがありました。

私たちが入った戦場ヶ原の入り口とは違って、こっちは自然のエリアと人間のエリアをしっかり分けているみたいです。

建物は食事処とまさかのコンビニでした。

あんまり見ないヤマザキショップをここで見るとは思っていなかったです。

デイリーヤマザキじゃ無いんだ。

周辺25kmにコンビニはありませんの表示は面白かったです。

確かにコンビニ無いよね。

むしろここにあるのが不思議です。

そして、念願の湯滝に到着です。

さっき見た小滝とは違って大きな滝です。

この時点で出発から1時間40分でした。

疲れがどっと出た感じでしばらく滝を眺めて癒されていました。

反対側にも道があったので分かれ道がここに繋がっていたのかなと思います。

近くに駐車場もあるみたいなので他の観光客も何人かいましたし、ここでも釣りをしている人がいました。

しばらく休んで元気を回復したらバス停に向かいます。

休憩スペースには鳩が1羽で歩いていました。こんなところで珍しいですね。

そして最後の看板です。

湯滝について書かれています。

滝の表情は華麗で女性的なフィーリングとのこと。

確かに一直線に激しい感じでは無かったかなと思います。

さて、バスに乗るつもりですが、そんなに本数が無いと思うので時間が心配です。

駐車場を超えて道路をしばらく歩いていたら時刻表が置いてありました。

ここでバス時間を確認できるのはありがたいです。

もし、1時間くらい待つなら戻って休憩できますしね。

現在は14時ちょうどです。

バスは14時15分に来ます。

地図を見ると後少し歩きそうなので、ちょうどいいタイミングじゃ無いですか。

はやる気持ちを落ち着かせてバス停に向かいます。

しばらく道なりに歩くと大通りに出てバス停発見です。

さっきの時刻表から4分の距離でした。

ベンチもありましたが先客が座っていたので立って周りを眺めながら待ちます。

なんだかんだで2時間経ちました。

そんなわけで今日の旅行を振り返っているとバスが来たので二人で乗り込みます。

バスに乗りながら戦場ヶ原を横目に眺めると沢山歩いたんだなと実感できます。

そしてあっという間に赤沼へ到着です。

バス停から駐車場に戻ったときには沢山いた観光バスは全部いなくなっていました。

今頃は帰路についているのかホテルに行っているのかもしれないですね。

それでは宇都宮市に帰りましょう。

沢山歩いたし、何か冷たいものを食べたいですね。

ということで日光では無いですが後半に続きます。

「湯滝」

住所:栃木県日光市湯元

後半は作成中です。

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